プロカメラマンが教える照明の選び方。8つの機材使い分けよう!
ニックネーム:ピンキー
日本一の速読教室「楽読」の奈良スクールマネージャー。
そして、日本一「昭和歌謡」を愛する楽読インストラクター
2014年 写真撮影、映像制作の小栁宣昭写真事務所、道修町Studio主宰。
歯科医、クリニックへの出張撮影のほか、ペット専門出張撮影サービス「CuteMambo」運営。
2020年 楽読奈良スクールオープン
道修町Studio(どしょうまちスタジオ)の小柳宣昭です。
道修町Studioでは、静止画である写真と動画の制作をしています。
写真撮影に使うデジタルカメラは動画も撮影できます。
しかし、光を当てる照明はちょっと違います。
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点光源と面光源
写真の照明は、点光源と呼ばれる小さな面積から発せられる光源と、面光源をと呼ばれる面から発せられる光源を用途により使い分けています。
点光源は「小さな光源」、面光源は「大きな光源」という呼び方をする時もあります。
点光源の例
動画の場合は点光源とそのまま使うことが多く、写真の場合は用途によって使い分けています。
照明機材のいろいろ
白熱電球
動画や写真で使う照明機材で古くから使われていたのが白熱電球です。
テレビスタジオで使われているのは数キロワットの大きなものになります。
写真の場合は、そこまで大きくはないです。
ご存知のように電球なので高温になり、やけどや火災の危険があります。
また、(光量)光の量を調整するには電圧を調整する必要があり、電圧を下げると色温度も下がり、だんだんと赤い色に変わっていきます。
写真の世界では、ストロボが普及して以降はあまり使われなくなりました。
映像ではまだまだ現役の照明機材です。
蛍光灯
最近はLEDに押され気味ですが、日常よく目にするものです。
蛍光灯はガラス管全体から光が発せられるので面光源の一種になります。
フィルム時代は蛍光灯で撮影すると、緑がかった色になりましたが、デジタルカメラが普及してからは設定で回避できるようになりました。
常に光を発する定常光なので、動画・写真ともに使える照明機材です。
光量としては弱いのと、光量の調整が出来ないのが難点です。
蛍光灯の例
蛍光灯を使った照明で撮影
LED
昨年のノーベル賞で話題となったLEDです。
「眩しいわりには、明るくない」といわれたりします。
LED自体は点光源なので、動画のロケにはよく使いますが、写真撮影では出番が少ないのが現状です。
LEDの例
光量や色温度を変更できるLED機材も登場しています。
ストロボ
写真スタジオで一番良く使われる照明機材です。
ストロボの種類は、電源部と発光部が別れたジェネレータータイプ、電源と発光部が一体となったモノブロック、カメラの上に取り付けられるクリップオンタイプがあります。
ジェネレータータイプの例
モノブロックストロボの例
クリップオンストロボの例
ストロボは定常光ではなく、一瞬光りを発するもので、動画には使用できません。
ストロボは写真専用の照明機材です。
光量の調節が簡単にできることと、光量を変えても色温度がほとんど変わらないので写真撮影には使い勝手が良いのです。
また、光量が大きいのも特徴で、全身を撮影するとき電球などの定常光では大きなワット数の照明が必要ですが、ストロボでは比較的コンパクトなセットで撮影できます。
最後に
「動画撮影の案件で時間内なら写真も撮ります」というカメラマンは、それなりの撮影しかできません。
道修町Studio では、動画と写真(静止画)が必要なときは、それぞれの照明機材を準備します。
お気軽にこちらから問い合わせ、ご相談くださいね。
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ニックネーム:ピンキー
日本一の速読教室「楽読」の奈良スクールマネージャー。
そして、日本一「昭和歌謡」を愛する楽読インストラクター
2014年 写真撮影、映像制作の小栁宣昭写真事務所、道修町Studio主宰。
歯科医、クリニックへの出張撮影のほか、ペット専門出張撮影サービス「CuteMambo」運営。
2020年 楽読奈良スクールオープン