小柳宣昭 道修町Studio 楽読奈良スクール

音楽家をモデルにした朝ドラまとめ

 
音楽家をモデルにした朝ドラまとめ
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Koyasan 小栁宣昭(こやなぎのぶあき)

ニックネーム:ピンキー
日本一の速読教室「楽読」の奈良スクールマネージャー。
そして、日本一「昭和歌謡」を愛する楽読インストラクター

2014年  写真撮影、映像制作の小栁宣昭写真事務所、道修町Studio主宰。
歯科医、クリニックへの出張撮影のほか、ペット専門出張撮影サービス「CuteMambo」運営。

2020年  楽読奈良スクールオープン

みなさん、こんにちは!
Koyasanです。

NHK、朝の連続テレビ小説は見ていますか?

現在放送されている「ブギウギ」は昭和に活躍した歌手の笠置シヅ子をモデルにしたフィクションで、オーディションで選ばれた趣里さんがヒロインを務めます。

今回は音楽家をモデルにした朝ドラをまとめました。

 

いちばん星

昭和52年度前期

第19作 「いちばん星」 全156回

日本の流行歌手第1号と言われ、昭和初期に「波浮(はぶ)の港」「東京行進曲」などで一世を風びした佐藤千夜子がモデル。
主演の高瀬春奈が体調不良により途中降板。五大路子が引き継いだ。
日本歌謡史上の重鎮、中山晋平や野口雨情が物語に登場。

いちばん星

いちばん星

 

あらすじ

山形・天童の海産物店に生まれた佐藤千夜子(高瀬春奈、後に五大路子)は、父・英三郎(伴淳三郎)の猛反対にあいながらも、東京の女学校に編入。
作曲家・中山晋平(津川雅彦)との出会いによって、千夜子は音楽学校に進み、声楽の修業に励むことに。
やがて千夜子は、中山晋平、詩人で作詞家の野口雨情(柳生 博)と共に全国をさすらう歌の旅に出る。
明治、大正、昭和にわたり、苦難の放浪の末、スター歌手となり天真らんまんに生き続けた女性の半生記。

 

概要・その他

【放送期間】
1977(昭和52)年4月4日~1977年10月1日
【原作】結城亮一
【脚本】宮内婦貴子
【音楽】小森昭宏
【語り】三國一朗
【主な出演者】
高瀬春奈、五大路子、伴淳三郎 ほか

朝ドラといえば、「女性の一代記」というのイメージを作り出した作品と言われている

テレビ作品をアーカイブとして残す考えがこの頃から始まり、NHKには全話のビデオテープが現存するが、第1話と最終話以外は家庭用VTRで録画されたもの

 

てるてる家族

2003年度下半期

第69作 「てるてる家族」 全150回

史上初“歌って踊る朝ドラ”
昭和の大阪を舞台に、夢を追い求める四姉妹をミュージカルタッチで描いたホームコメディー。

昭和40年代、大阪・池田で製パン店を営む岩田一家。
ここ一番の時にてるてる坊主をぶら下げて“願かけ”する楽天家の母の夢は、4人の娘たちが才能を開花させること。
娘たちの夢を実現させた肝っ玉母さんと底抜けに明るい家族の物語をミュージカル仕立てで描いた。

なかにし礼さんの小説「てるてる坊主の照子さん」をドラマ化した作品。
昭和30〜40年代の大阪を舞台に、オリンピックに出場したフィギアスケーターの石田治子さん、歌手のいしだあゆみさん、そしてなかにし礼さんの奥様であるモデルの石田ゆりさんが育った一家をモデルに描かれている。

てるてる家族

てるてる家族

 

あらすじ

岩田春男(岸谷五朗)と妻照子(浅野ゆう子)と、二人の間に生まれた4人の娘(春子 – 紺野まひる、夏子 – 上原多香子、秋子 – 上野樹里、冬子 – 石原さとみ)等がそれぞれの夢を追い求める姿をコメディータッチに描く。
登場人物の会話は漫才の乗りで彼等が時の流行歌を歌い踊る場面がふんだんに織り交ぜられ、ミュージカル調に仕立てられている。

 

概要・その他

【放送期間】 2003年9月29日 〜 2004年3月27日
【原作】 なかにし礼 『てるてる坊主の照子さん』
【脚本】 大森寿美男
【音楽】 宮川泰
【語り】 石原さとみ
【主な出演者】 石原さとみ、浅野ゆう子、岸谷五朗、紺野まひる、上原多香子、上野樹里ほか。

石原さとみは応募者2036人のオーディションで選ばれた。
放送開始当時彼女は16歳であり(放送期間中に17歳の誕生日を迎えた)、史上最年少のヒロインとなった

NHK大阪放送局が製作、朝の連続テレビ小説初の地上デジタルテレビ放送

 

エール

2020年度上半期

第102作 「エール」 全120回

心に届け 君への応援歌(エール)!
昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家とその妻の物語

「エール」の主人公のモデルは、昭和を代表する作曲家である古関裕而。
古関裕而は福島市出身で、昭和5年9月に日本コロムビア株式会社に作曲家として入社。
生涯で5000曲もの作品を作曲し、「栄冠は君に輝く」「モスラの歌」「オリンピック・マーチ」などの名曲がある。

エール

エール

 

あらすじ

日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服店に生まれた古山裕一は、取り柄がない子どもだと思われていたが、音楽に出会うと独学で作曲の才能を開花させてゆく。
青年になった裕一は家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募し、上位入賞。
それをきっかけに、裕一は歌手を目指しているという女学生と知り合う。
福島と豊橋―遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は結婚。
上京すると二人は、戦前・戦中・戦後を生き抜き、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。

 

概要・その他

【放送期間】 2020年3月30日 〜 6月26日  2020年9月14日 〜 11月27日
【原作】 林宏司
【音楽】 瀬川英史
【語り】 津田健次郎
【主な出演者】 窪田正孝、二階堂ふみ、唐沢寿明、菊池桃子、佐久本宝、風間杜夫、山崎育三ほか。

小山田耕三役の志村けんが、収録途中の3月17日に新型コロナウイルスによる肺炎を発症、放送開始前日の3月29日に死去

連続テレビ小説初となる4Kで制作され、4K制作への移行にともなう制作時間、制作費の拡大とNHKが推進する「働き方改革」による制作現場の負担軽減から、本作より月曜日から金曜日までの週5回放送に短縮された

 

ブギウギ

2023年度下半期

第109作 「ブギウギ」

戦前〜戦後の歌手で「ブギの女王」といわれた笠置シヅ子をモデルにしたフィクション

タイトルの「ブギウギ」は音楽リズムの一種で、「多くの人を明るく元気にしたい」という思いが込められている

ブギウギ

ブギウギ

 

あらすじ

大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫(てんしんらんまん)な女の子。
小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。
必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していく。

昭和13年、鈴子は上京。
そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わる。
鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていく。

しかし、戦争が始まると鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまう。
やがて戦争が終わり、生まれたのが「東京ブギウギ」。
明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。
戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡る。
鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていく。

 

概要・その他

【放送期間】  2023年10月2日 〜
【作】 足立紳、櫻井剛
【音楽】 服部隆之
【語り】 高瀬耕造
【主な出演者】 趣里、柳葉敏郎、水川あさみ、翼和希、清水くるみ、片山友希、伊原六花、菊地凛子ほか。

歌も踊りもできるヒロインをオーディションで選出、471人の応募の中から趣里が選ばれた

笠置シヅ子が、本作の「梅丸少女歌劇団(USK)」のモデルとされるOSK日本歌劇団の前身の劇団に所属していたこともあり、現OSKの実際の現役女優も多数出演

 

まとめ

過去、朝の連続テレビ小説、109作品中に音楽家をモデルにした物語が4作品もありました。

物語の時代をリアルタイムで過ごした方は懐かしく、過ごしていない方は、知らない名曲を知る機会にもなります。

どんな音楽に出会えるかも楽しみです。

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Koyasan 小栁宣昭(こやなぎのぶあき)

ニックネーム:ピンキー
日本一の速読教室「楽読」の奈良スクールマネージャー。
そして、日本一「昭和歌謡」を愛する楽読インストラクター

2014年  写真撮影、映像制作の小栁宣昭写真事務所、道修町Studio主宰。
歯科医、クリニックへの出張撮影のほか、ペット専門出張撮影サービス「CuteMambo」運営。

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